商標登録の隠れたリスク

商標登録には、出願の際に気付きにくい隠れたリスクがあります。

法律上は、商標法に定められた要件(一般に商標登録要件 と言います。)をすべて満たすと特許庁審査官に判断されれば商標登録がなされます。

 

しかしながら、商標法上の登録要件をすべて満たすものであっても、倫理上の理由、関係者からの反発などの理由で商標登録出願してしまうと大きな問題になる場合があります。



2009/02/25 KFB福島放送より
大隈重信を商標出願/反発で取り下げへ
早稲田大創設者の大隈重信の名前を、須賀川市の食品販売会社が商標登録しようとしていることが24日分かった。
現行の商標法には、歴史上の人物の商標登録禁止の規定はなく、特許庁は無関係の第3者が商標登録できないようにするため審査基準の見直しを進めている。
早大広報課は「大学にとって最も重要な人物。
名前を独占排他的に商業目的で使用されることは看過できない」としている。
同社社長によると「有名な方なので申請してみた」としている。
認められれば日本酒に付ける計画だったという。


2002/06/03 ITmediaNewsより
タカラ、「ギコ猫」商標出願を取り下げ 「ユーザーにお詫びしたい」
ネットキャラクター「ギコ猫」をタカラが商標として登録を出願していたが、タカラは「軽率だった」として出願を取り下げた.
タカラはZDNetの取材に対し、商標登録を出願した経緯について、「『ギコ猫』には著作権がなく、商標登録した上で商品化を考えていた」と説明。だが出願が明らかになった6月2日以降、「かなりの数」(同社)の抗議メールが殺到した。このため「商標登録に法的に問題がなくても、批判があまりに強く、現実問題として商品化は難しい」と判断。「出願は軽率だった」として取り下げたという。


2003/04/15 SCEからのお知らせ より
“Shock and Awe(衝撃と畏怖)”という表現の商標登録を申請し、イラクを取り巻く悲劇的な状況を商業的に利用しようと試みている旨のメディア報道がなされております。かかる申請行為は状況に対する理解を欠いた不適切な判断に基づくものであったと認識するとともに、各方面からの同様のご指摘を重く受け止めております。かかる申請を取り下げます。

 

 

このような問題は残念ながら頻繁に起きています。

いずれの問題も、商標登録出願の際に商標法上の登録要件だけに注意が集中してしまったことがトラブルの原因になったものと推察されます。

商標登録出願の際には、法律上のことだけでなく、法律以外の他のリスクも検討することが重要になります。

 
アーウェル国際特許事務所による商標の保護をご希望の場合には
下記の申込フォーム又はFax用申込用紙でその旨をお知らせください。

内容を確認後、当事務所からご連絡差し上げます。 ご質問などがございましたら下記のフォーム又は電話などでお問い合わせください。
また、無料電話相談をご希望の場合にも、下記のフォーム又は電話などでその旨をお知らせください。 [電話] 03-6381-3201(関東地区) 06-6105-5700(関西地区) 092-405-0042(福岡・九州地区) 096-234-6566(熊本・九州地区)
[Fax] 050-3737-9884
当事務所は、平日9:00から18:00まで営業しています。土・日・祝日はお休みです。
お問い合わせフォーム、Faxは365日24時間受け付けています。
お問い合わせ無料ですので安心してご連絡ください。
Copyright (C) Aarwer. All Rights Reserved.